プロフィール

髙橋文子(たかはし・あやこ)

日本画家。幼少のころを過ごした海辺の町で美しい水棲生物と出会ったことが原体験となる。後に国内外の海や水族館に足を運び、心を動かされた生き物を描くことがライフワークとなった。

最近では古代の姿を今もとどめる水棲生物たちに魅せられ、彼らを中心に描いてきた。その根底にあるのは畏敬の念。数千万年前、数億年前から殆ど姿を変えず、「進化しないという進化」を選んだ彼らへの憧憬と慈しみ。私たちホモサピエンスが地球上を闊歩する遥か昔から命をつないできた生き物たちの、美しくも愛らしい姿をユーモラスに表現してきた。

雲肌麻紙(くもはだまし)前面に墨を塗り、その上に銀箔を一面に張って籾紙を作り出すことで、偶発的な模様と美しいマチエールが出来てくる。その上に岩絵の具や金箔で描く生き物たちは豊かな生命の輝きに満ちていくように表現される。

2014年 銀座ギャラリー青羅(東京)にて初個展
2015年 銀座ギャラリー青羅(東京)にて佐野直氏と二人展
2015年、2016年、2017年 フランス「サロン・ドトーヌ展」に3年連続で入選
2016年 エチエンヌ・ドゥ・コーザン・ギャラリー(パリ・サンジェルマン・デ・プレ)にて個展開催
2017年 「東京春季創画展」入選。ワールド・アート・ドバイ(ドバイ)に出展
2018年 上野の森美術館・別館ギャラリー(東京)にて個展開催
2018年 ジョージ・ビリス・ギャラリー(ニューヨーク・チェルシー)にて個展開催
2019年 パリ装飾芸術美術館(パリ)にて個展開催
2021年 「第39回上野の森美術館大賞展」入選(賞候補)
2021年 新風館(京都)にて個展開催
2022年 渋谷ヒカリエ(東京)にて個展開催

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